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代数・方程式の問題集

Kanapedia 数学 · 2026-11-03

因数分解、絶対値、分数式、解と係数、指数方程式、文字を含む二次方程式を練習します。式変形の前に定義域を確認し、必要条件と十分条件を分けて解を絞ります。

一辺xの正方形に、縦と横に幅3の長方形を付ける。残る角は3掛ける3の面積9で、補うと一辺xプラス3の正方形になる。
平方完成は、足りない正方形を補う二つの3xを図形として並べると、平方完成で係数6の半分を使う理由が見えます。面積の説明にはxが非負という条件がありますが、展開して得る等式x²+6x=(x+3)²−9はすべての実数xで成り立ちます。図を拡大参考:OpenStax:Quadratic Functions

まずヒントを開かずに解き、答えだけでなく式変形の理由も書いてください。分母を払う操作や平方する操作では、条件を落としていないか確かめます。

全問で、特に指定しない文字と解は実数として扱います。最後に元の式へ代入し、変形途中で生じた不適切な候補を除きます。

問題に取り組む

基礎

問題1 二次式の因数分解

2x2−5x−32x^2-5x-3を実数係数の一次式の積に因数分解してください。

ヒントを見る

定数項の積が−3-3、一次の項の係数が−5-5になる組合せを探します。

解答と途中式を見る

解き方

  1. 係数22と定数項−3-3から、(2x+1)(x−3)(2x+1)(x-3)を候補にします。
  2. 展開すると2x2−6x+x−3=2x2−5x−32x^2-6x+x-3=2x^2-5x-3です。したがってこの候補は元の式と恒等的に一致します。

答え

2x2−5x−3=(2x+1)(x−3)2x^2-5x-3=(2x+1)(x-3)

検算・確かめ方

x=0x=0で両辺は−3-3になります。最終確認は特定の代入だけでなく、展開して全係数を照合します。

基礎

問題2 絶対値方程式

方程式∣2x−1∣=x+2|2x-1|=x+2を解いてください。

ヒントを見る

2x−12x-1の符号で場合分けし、各場合の条件と解を照合します。

解答と途中式を見る

解き方

  1. 左辺は非負なので、解はx+2≥0x+2\ge0を満たします。まずx≥12x\ge\frac12では、2x−1=x+22x-1=x+2よりx=3x=3です。この値は場合分けの条件を満たします。
  2. x<12x<\frac12では、−(2x−1)=x+2-(2x-1)=x+2より−3x=1-3x=1、したがってx=−13x=-\frac13です。これも場合分けの条件とx≥−2x\ge-2を満たします。

答え

x=3,−13x=3,\quad -\frac13

検算・確かめ方

x=3x=3では両辺が55、x=−13x=-\frac13では両辺が53\frac53になります。

標準

問題3 分母の条件を伴う方程式

方程式1x−1+1x+1=34\frac1{x-1}+\frac1{x+1}=\frac34を解いてください。

ヒントを見る

最初にx≠1,−1x\ne1,-1を記録してから分母を払います。

解答と途中式を見る

解き方

  1. 定義域はx≠±1x\ne\pm1です。この範囲では(x−1)(x+1)≠0(x-1)(x+1)\ne0なので、両辺に4(x−1)(x+1)4(x-1)(x+1)を掛ける操作は同値です。
  2. 4(x+1)+4(x−1)=3(x2−1)4(x+1)+4(x-1)=3(x^2-1)より3x2−8x−3=03x^2-8x-3=0です。
  3. (3x+1)(x−3)=0(3x+1)(x-3)=0より候補はx=−13,3x=-\frac13,3です。どちらも除外値ではありません。

答え

x=3,−13x=3,\quad -\frac13

検算・確かめ方

x=3x=3では12+14=34\frac12+\frac14=\frac34。x=−13x=-\frac13では−34+32=34-\frac34+\frac32=\frac34です。

標準

問題4 解を求めずに三乗和を計算

二次方程式x2−3x+1=0x^2-3x+1=0の二つの解をα,β\alpha,\betaとします。α3+β3\alpha^3+\beta^3を求めてください。

ヒントを見る

α+β\alpha+\betaとαβ\alpha\betaを使い、(α+β)3(\alpha+\beta)^3を展開します。

解答と途中式を見る

解き方

  1. 解と係数の関係から、α+β=3\alpha+\beta=3、αβ=1\alpha\beta=1です。
  2. 恒等式α3+β3=(α+β)3−3αβ(α+β)\alpha^3+\beta^3=(\alpha+\beta)^3-3\alpha\beta(\alpha+\beta)に代入すると、27−9=1827-9=18となります。

答え

α3+β3=18\alpha^3+\beta^3=18

検算・確かめ方

各解はα2=3α−1\alpha^2=3\alpha-1を満たすので、α3=8α−3\alpha^3=8\alpha-3です。同様にβ3=8β−3\beta^3=8\beta-3より、和は8×3−6=188\times3-6=18になります。

標準

問題5 指数を一つの文字に置き換える

実数xxについて、4x−5⋅2x+4=04^x-5\cdot2^x+4=0を解いてください。

ヒントを見る

4x=(2x)24^x=(2^x)^2です。t=2xt=2^xと置いたときの条件も書きます。

解答と途中式を見る

解き方

  1. t=2x>0t=2^x>0と置くと、方程式はt2−5t+4=0t^2-5t+4=0になります。
  2. (t−1)(t−4)=0(t-1)(t-4)=0よりt=1,4t=1,4です。どちらもt>0t>0を満たします。
  3. 2x=12^x=1ならx=0x=0、2x=42^x=4ならx=2x=2です。指数関数2x2^xは狭義単調増加なので、それぞれの解は一つです。

答え

x=0,2x=0,\quad2

検算・確かめ方

x=0x=0では1−5+4=01-5+4=0、x=2x=2では16−20+4=016-20+4=0になります。

発展

問題6 異なる二つの正の解を持つ条件

実数aaについて、x2−2ax+a+2=0x^2-2ax+a+2=0が異なる二つの正の実数解を持つための、aaの必要十分条件を求めてください。

ヒントを見る

判別式、解の和、解の積の三つを同時に調べます。

解答と途中式を見る

解き方

  1. 異なる二つの実数解を持つ条件は、判別式D=4(a2−a−2)=4(a−2)(a+1)>0D=4(a^2-a-2)=4(a-2)(a+1)>0です。したがってa<−1a<-1またはa>2a>2です。
  2. 二つの実数解がともに正なら、和2a>02a>0、積a+2>0a+2>0が必要です。逆に、実数解について積が正なら同符号であり、さらに和が正なら両方が正なので、この二条件で十分です。
  3. a>0a>0、a+2>0a+2>0と判別式の条件を合わせると、a>2a>2だけが残ります。境界a=2a=2では重解なので含みません。

答え

a>2a>2

検算・確かめ方

a=3a=3ではx2−6x+5=(x−1)(x−5)x^2-6x+5=(x-1)(x-5)で異なる正の解を持ちます。a=2a=2では(x−2)2=0(x-2)^2=0となり、異なる二解という条件を満たしません。

参考資料・次に読む資料

資料確認日:2026-11-03。