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組合せ論

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組合せ論(combinatorics)は、有限または可算な対象の数え上げ、配置、選択、構造を研究する数学の分野である。

数え上げ

順列、組合せ、二項係数などを用いて、条件を満たす配置や選択の総数を求める。

鳩の巣原理

n個より多い対象をn個の箱へ入れれば、少なくとも1つの箱には2個以上入る。この単純な原理から強い結論が得られる場合がある。

確率との関係

有限標本空間の確率計算では、場合の数を正しく数えることが重要である。そのため確率論と密接に結び付く。

順列と組合せを使い分ける

n個から異なるr個を順に選ぶなら、最初はn通り、次はn−1通りとなり、順列の数はn!/(n−r)!である。順序を区別しないとき、同じr個がr!回ずつ数えられているので、その分だけ割る。重複を許すか、順序を区別するかを最初に決めると、公式の取り違えを防げる。

C(n,r) = n! / {r!(n−r)!}

例:重なりを引いて数える

1から30までの整数のうち2または3で割り切れるものを数える。2の倍数は15個、3の倍数は10個だが、6の倍数5個が二重に含まれている。よって15+10−5=20個になる。これは包除原理の最も基本的な形である。

|A∪B| = |A| + |B| − |A∩B|

数え方を変えて証明する

二項係数の関係C(n,r)=C(n−1,r)+C(n−1,r−1)は、特定の一人を選ばない場合と選ぶ場合に分ければ分かる。同じ対象を二通りに数える方法を二重計数という。公式を代数的に変形するだけでなく、「何を一度ずつ数えたか」を説明することが証明になる。無作為抽出の確率を計算するときも、各結果の等確率性は別に確認する。

確認問題

5人から委員2人を選ぶ場合と、委員長・副委員長を選ぶ場合はそれぞれ何通りか。

解答と考え方を見る

委員2人はC(5,2)=10通り。役職を区別すると5×4=20通り。同じ二人でも役職の割当てが2通りある。

参考資料・次に読む資料

資料確認日:2026-10-12。

関連項目