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溶液

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溶液は、溶質が溶媒中に均一に分散した混合物である。

希釈前は1.0モル毎リットルの溶液0.100リットル、希釈後は0.20モル毎リットルの溶液0.500リットルで、溶質はどちらも0.100モル。両方に同数の粒を描いている。
希釈:濃度が下がっても溶質は同じ濃度cと溶液体積Vの積が溶質の物質量です。反応・沈殿・損失がなければ、希釈で変わるのは単位体積あたりの量であり、溶質全体の物質量ではありません。加えた溶媒体積と希釈後の溶液体積は区別します。図を拡大参考:OpenStax:Molarity and Dilution

溶媒と溶質

一般に量の多い成分を溶媒、溶けている成分を溶質という。水を溶媒とする溶液を水溶液という。

モル濃度

溶液1 Lあたりの溶質の物質量をモル濃度といい、mol/Lで表す。定量分析や反応計算で頻繁に用いられる。

溶解度

一定条件で溶媒に溶ける溶質の上限量を溶解度という。温度や圧力、溶質・溶媒の性質によって変化する。

均一な混合物とは

溶液では溶質が分子やイオンの尺度で分散し、巨視的には均一な組成を持つ。目に見えないから必ず真の溶液とは限らず、コロイドのような微粒子分散系もある。液体だけでなく、気体混合物や一部の固溶体も広い意味で溶液として扱う。

例:電解質と非電解質

食塩水ではNa⁺とCl⁻が電荷を運び、砂糖水では主に中性の分子として溶けるため、同じように透明でも電気伝導性が異なる。溶けることとイオンになることは同義ではない。溶解の進みやすさは、溶質同士・溶媒同士の相互作用をほどく負担と、新しい相互作用や混合のエントロピーの寄与で決まる。

束一的性質と近似

希薄な理想溶液では、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧などが溶質粒子の数に関係する。浸透圧はπ≈icRTで、iは解離などを反映する粒子数の係数である。NaClなら理想的に完全解離した極限で約2だが、実際にはイオン間相互作用がある。溶質の質量だけから粒子数を比較すると、モル質量や解離の違いを見落とす。

確認問題

同じモル数のグルコースと、完全解離するNaClでは、理想希薄溶液中の溶質粒子数はどちらが多いか。

解答と考え方を見る

NaClの方が約2倍。Na⁺とCl⁻の二種へ分かれる。グルコースは一分子を一粒子として数える。

参考資料・次に読む資料

  • OpenStax: Chemistry 2e原子・結合・反応量・平衡・速度論・分析などの体系的学習資料。

資料確認日:2026-10-12。

関連項目