知識をつなぐオンライン百科事典
Kanapedia > 相場・金融市場 > 為替相場:円高・円安と通貨の交換

為替相場:円高・円安と通貨の交換

Kanapedia 相場・金融市場カテゴリ · 2026-11-06

為替は二つの通貨の交換比率である。数字の上昇・下落と、円の価値の上昇・下落を取り違えない。

円/ドルの読み方

1ドル=100円から120円へ変わると、1ドルを買うのに多くの円が必要になるので円安・ドル高である。120円から100円なら円高・ドル安である。

一つの通貨がすべての相手に同じ割合で動くわけではない。ドルに対して下がっても、別の通貨には上がることがある。複数通貨との関係をまとめる実効為替レートとは区別する。

需要と供給の背景

貿易代金、海外投資、借入れの返済、企業の為替ヘッジ、金利見通しなど、異なる目的の取引が重なる。金利差は一因だが、将来の物価・成長・政策・リスク認識も影響する。

金利が高い通貨が必ず上がるという法則はない。将来の通貨下落や不履行への不安が高い金利の背景になっていることもある。

外貨資産の円換算

仮に100ドルの資産を1ドル100円で買うと10,000円。資産が110ドルになっても、1ドル90円なら円換算は9,900円になる。外貨で10%上昇しても、円では1%減る。

税・売買費用・為替手数料を除いた例である。為替ヘッジを行う商品では、ヘッジの方法と費用も必要になる。

円換算額 = 外貨建て金額 × 1外貨あたりの円価格

暮らしへの影響

円安は輸入品の円価格を押し上げる方向に働き、外貨収入の円換算を増やす方向にも働く。しかし契約通貨、為替予約、原材料の輸入、価格転嫁の時期で影響は違う。

「円安なら日本全体が得」「円高なら必ず株安」のように一方向へまとめず、誰が何を受け取り、何を支払うかを分ける。

確認問題

100ドルの資産が110ドルに上がり、為替が100円/ドルから90円/ドルになった。円換算は。

解答と考え方を見る

10,000円から9,900円となり1%減。外貨価格と為替の両方を掛け合わせる。

参考資料・次に読む資料

資料確認日:2026-11-06。