最後を取ると負けるミゼール・ニム
ミゼール・ニムでは、毎手一山から好きな数だけ取り、最後の石を取った側が負けます。通常のニムと同じXORを使う場面もありますが、1個の山だけになる終盤では偶奇が反転します。終盤へ移る手を調整するのが核心です。
最善手を確かめながら対戦
条件を選んで対局を開始し、必要なときに最善手のヒントを表示できます。
最後の一手の意味が反対になる
パスは禁止で、一山から1個以上を取ります。残りが1個だけなら、手番側はそれを取らされて負けます。残りが1個ずつ二山なら、一山を消して相手に最後の1個を渡せるので勝ちです。すべての山が0になった直後は、直前に動いた人の負けとして対局を終えます。通常形の「合法手がない側の負け」を機械的に当てはめないことが大切です。
1個の山だけなら奇数を渡す
空の山を除き、各山がすべて1個なら、一手で消せる山は必ず一つです。奇数山を受け取る側が最後の石を取らされ、偶数山を受け取る側が勝てます。したがって自分が動くときは、相手へ奇数山を渡すことを目標にします。1、1、1の三山は手番側の負けで、通常のニムとは評価が逆です。石の総数より山数を見れば、この終盤はすぐ判定できます。
大きな山が一つだけのとき
2個以上の山が一つだけあり、ほかに1個の山がk個あるとします。kが奇数なら大きな山を全部消し、kが偶数なら大きな山を1個に減らします。どちらも相手に奇数個の1石山を渡せます。例えば1、1、6では6を1にして三山を残し、1、1、1、6では6を全部取って三山を残します。この切替えを一手遅らせると勝ちを失う場合があります。
大きな山が二つ以上ならXOR
2個以上の山が二つ以上ある間は、ニム和0の局面がP局面です。ニム和が非零なら通常のニムと同様に0へ移します。0の局面から一山を減らされて、大きな山が一つだけになったら、先ほどの偶奇調整へ切り替えます。大きな山が一つだけの局面は、1石山のXORが0か1なのでニム和0にはなれません。これが二段階の戦略がつながる理由です。
ミゼール一般の万能公式ではない
この簡潔な分類はミゼール・ニムの性質です。取り方に制限を加えたり、取った結果として山を分割したりすると、終盤だけ変えればよいとは限りません。通常形のグランディ数をそのままXORする規則も一般には使えなくなります。まず1石だけ、1石が二山、大きな山が一つという境界を確かめ、実際の合法手と勝敗判定が一致するかを調べます。
確認問題
ミゼール・ニムで1、1、5個の三山があります。5個の山を全部取る手は必勝手ですか。
解答と考え方を見る
違います。全部取ると相手に1、1という勝ち局面を渡します。5個の山から4個取り、1、1、1にすれば、相手は奇数個の1石山を受け取り、正しく応じるこちらが勝てます。
参考資料・次に読む資料
- ケンブリッジ大学 NRICH:Nim最後の石を取ると負けるニム。終盤から考え、二進数による整理へ進む教材。
- MIT:Theory of Impartial Games通常形・ミゼール、ニム和、後退解析、グランディ数、硬貨を左へ動かすゲームの講義資料。
資料確認日:2026-11-03。